高等部専攻科
【高等部専攻科】理療科2年 外部講師による実技指導を実施
本校では外部講師による特別授業を数多く開催しています。3月8日には、鍼灸ルームハピネス院長の黒沼一也先生をお迎えして、「東洋医学と経絡治療」をテーマにご指導頂きました。
授業では、まず東洋医学独特の診察法である脈診、腹診、候背診を各生徒に行って頂きました。その後、東洋医学を基盤とした治療法について丁寧に実技指導を頂きました。補瀉の手技、接触鍼や棒灸による治療方法といった実践的内容が多く、生徒の経絡治療に対する興味関心もさらに高まったようです。
【高等部専攻科】専攻科3年 リンパドレナージ講習会を実施
2月28日、専攻科3年生を対象としたリンパドレナージ講習会を実施しました。今回は、特に注目度の高い顔のリンパマッサージを取り上げました。
講義ではリンパの構造や経路、施術の考え方、注意すべき病状などについて講義を受けた後、ペアを組んで顔への施術練習を行いました。
国家試験を終えたばかりの3年生でしたが、間近に迫った就職に向けて少しでも技術を向上させようと真剣に取り組んでいました。リンパドレナージには、独特の手の使い方や力度があり、従来の筋肉を対象としたマッサージとの違いを楽しむ生徒もいました。
【生徒の声】
世の中には様々な手技療法があり、それぞれに違った考え方やテクニックがある。これらを多く取り入れ、患者様に合わせて施術していけるようになりたい。自分の施術スタイルはこれだ、と言えるように卒業後も勉強を続けていきたい。
【高等部専攻科】専攻科1・2年 オンライン企業説明会を実施
2月1日、専攻科1・2年生を対象としたオンライン企業説明会を実施しました。本校では、株式会社セリアジョブ様にご協力頂き、年に2回企業説明会を開催しています。今回は、全国各地の治療院・整骨院12社にご参加頂きました。
生徒は各自のタブレットやスマートフォンで各社とZOOM接続し、企業理念や勤務条件、スタッフの経験談などを熱心に伺っていました。
【生徒の声】
・今年2回目の参加であまり緊張しなかった。たくさん質問できたので、自分の進路を考える良い材料ができたように思う(2年生)。
・今回の説明会が終わったので、実際に治療院などに見学に行かなきゃ!という気持ちになった(1年生)。
・ある会社では視覚障害者の雇用がゼロという現実があった。そのような会社で、自分が働くイメージがまだつかない(1年生)。
・Zoomが初体験だった。画面を確認する視力がないため、相づちが伝わっているか不安だった(1年生)。
【高等部専攻科】専攻科3年 国家試験直前の模擬試験を実施
1月16日、17日の2日間にわたって、専攻科3年生が国家試験に向けた模擬試験を受験しました。
専攻科では国家試験に向けて2年生から計5回の実力試験・模擬試験を実施していますが、今回が2月24日、25日に実施される国家試験直前の最終チェックとなります。
生徒は意外とリラックスした面持ちで、あん摩マッサージ指圧師試験160問、はり師・きゅう師試験180問に取り組んでいました。
残り1ヶ月、要点チェックや体調管理に努め、万全の状態で国家試験に臨んで欲しいと思います。
【高等部専攻科】専攻科であん摩交流会を行いました
12月21日に藻朋会(専攻科における生徒会)活動の一環として、専攻科全員であん摩交流会を行いました。
普段の授業で接点の少ない他学年の生徒同士がペアとなり、それぞれ20分程度のあん摩施術を行いました。施術では、お互いの技術を確かめ合ったり、先輩に助言を求めたりなどしながら、楽しいひとときを過ごしました。
交流会の後は、少し早いですが、3月で修了する3年生への記念品贈呈式と茶話会も行いました。3年生は在校生との思い出や今後の意気込みを述べていました。冬休み中にしっかり復習して、万全の状態で2月の国家試験に臨んで欲しいと思います。あともう一息ですよ。
【高等部専攻科】専攻科3年 医療機関での見学実習を実施。
11月1日・2日の2日間にわたって、医療機関での校外臨床実習を行いました。今回は、社会福祉法人・北海道社会事業協会洞爺病院、医療法人渓仁会・札幌西円山病院にご協力頂き、主にリハビリテーション業務について学習を行いました。
実習では、リハビリテーション室の見学、電動車いす等のリハビリテーション関連機器の使用体験、患者様に触れての病態確認、中枢神経疾患に対する各種検査の実際等、それぞれの病院で貴重な経験を積むことができました。
【生徒の声】
脳血管障害やパーキンソン病の患者様に実際に触れさせて頂き、文章のみで学んできた内容を、より明確にイメージすることができるようになったと思う。また、これらの患者様にはりきゅうマッサージ治療を行う場合、どのような治療方針で臨む必要があるかを知ることができた。
【高等部専攻科】専攻科3年 事業所による出前授業を実施
本校では外部講師による特別授業を数多く開催しています。10月20日には、HITOWAライフパートナー株式会社KEiROW事業部(東京都港区)の吉原嗣先生をお迎えして、訪問医療マッサージ分野で活かせる技術についてご指導を頂きました。吉原先生には既に本年6月に訪問医療マッサージの効果や重要性、この分野で求められる技術などについてご講演頂いており、今回はこれをうけての実技指導でした。
授業では効率的なストレッチングや、メカノレセプターを刺激する手技療法をご紹介頂きました。生徒は休憩中も実技練習を行ったり、吉原先生に質問したりと非常に積極的に取り組んでいました。
【高等部専攻科】専攻科3年 症例検討会を行いました。
専攻科3年では、日頃の臨床実習の中で、生徒各自が興味のある疾患や症状への施術に取り組む「継続治療」を行っています。毎年10月には、その継続治療の治療経過・結果を考察・発表する「症例検討会」を自死しています。今年度も各生徒が様々なデータを示しながら、約1時間の発表・質疑応答を行い、活発な意見交換が行われました。
【令和5年度発表テーマ】
「スポーツ傷害に対するあん摩施術」
「疲労性疼痛の一症例」
「眼精疲労に対するあん摩施術」
「肩こりに対するあん摩施術」
「VDT症候群に対する視力回復を目的とした理療施術」
「変形性膝関節症に対する理療治療」
「自覚を重視した肩こりに対する理療治療」
「足の冷えとむくみに対する理療治療」
「股関節症状を伴った腰痛の一症例」
【高等部専攻科】北海道マラソン2023にマッサージボランティアとして参加しました
8月27日(日)に行われた北海道マラソン2023にマッサージボランティアとして専攻科生徒・職員全員で参加しました。この日に向けて、ランナーに適したマッサージ施術の練習、施術時のトラブル対処法などについて入念に準備してきました。当日は高温多湿と急な豪雨に見舞われた影響で、例年に比べて足がつるなどの症状を訴えるランナーが多く、臨機応変な対応が求められる状況でした。そのような中で、生徒は普段通り冷静に対応し、ランナーそれぞれに合わせた丁寧な施術を行っていました。
今回、この貴重な場を提供いただいた大会組織委員会、ならびにボランティアユニフォームやマッサージに使用するタオルを提供いただいた大会パートナーのよつ葉乳業(株)の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
今後も、北海道民の皆様の健康の維持・増進やアスリートのパフォーマンスアップに寄与できるマッサージ師の育成に努めてまいります。
[参加した生徒の感想]
北海道マラソンという大きな大会にボランティアとして携わることができ、本当に楽しかったです。普段は、腰が痛い、肩が痛いといった局所の痛みを訴える患者さんが多いのですが、今回は全身が疲れている、右足に力が入らないなど、広く不調を訴えるランナーが多く、全体のバランスを取りながら治療する難しさがありました。将来はスポーツトレーナーを目指しているため、マラソン直後のランナーを施術させて頂いたことは、大変貴重な体験でした。多くの方々のご協力に対して、何か少しでも恩返しができる施術者になりたいと強く感じました。
【高等部専攻科】「交流活動」を行いました
7月12日(水)、専攻科生徒の親睦を深める目的で藻朋会(専攻科における生徒会)交流活動を行いました。
午前は北海道盲導犬協会(札幌市南区)を訪問し、盲導犬の育成について学びました。ユーザーの入所施設や犬舎の見学、盲導犬との歩行体験などを行い、盲導犬をさらに身近に感じることができました。また、盲導犬として活躍するためには多くのハードルがあること、引退した養老犬が生活する施設も併設されていること、協会の運営資金の9割が寄付金であることなど、盲導犬を取り巻く状況についても知ることができました。
午後は本校臨床室で、あんま交流会を行いました。普段の授業では接することの少ない他学年の生徒同士がペアを組み、20分程度のあん摩施術を行いながら、楽しいひとときを過ごしました。
【生徒の声】
盲導犬について知識を深めることができました。育成段階でおとなしい性格の犬が選ばれていること、ユーザーの指示に従う訓練だけでなく、ユーザーの安全を守るためにあえて指示に逆らう訓練などもあることを知りました。