1 研究研修部 

 本校では、北海道視覚障害教育研究会(道視研)と連携し、次の目的で本校「初任者及び新転任者研修」資料及び道内盲学校並びに道視研教科等サークルで作成された資料・教材等を公開しています。

(1)  視覚障がい教育の専門性を維持し継承する。

(2)  本道における視覚障がい教育の拠点校として他の盲学校等と連携し、インクルーシブ教育に対応できるよう、視覚障がい教育の質を高める。

(3)  ICTを活用して、研究・研修で得られたノウハウや開発した教材・教具を道内外へ紹介し、関係者が必要な情報を自由に学べる環境を整える。 

 道内及び全国の視覚に障がいのある子供や、読み書きに課題のある子供の指導に役立てていただけることを期待しています。

 北海道外や特別支援学級の関係者の皆様については、資料や教材のご利用に当たって次のURL若しくはQRコードからアンケートにお答えください。

 https://forms.gle/ru12hqxWUTQ6uGJp7   

新着
お知らせ

橋詰先生の生成AI指導支援ツール :「弱視児の読み書き指導」ver3の紹介 

 視覚障がい教育の専門性を生かして北海道旭川盲学校で学習障害児への教育相談に取り組み、その成果が医療機関にも認められるなど多くの子供たちを指導してこられた橋詰郁朗先生(現在は北海道鷹栖養護学校勤務)から資料をご提供いただき、北海道視覚障害教育研究会の研究活動「AIを活用した働き方改革の推進に係る研究」にて、指導者向けの生成AI指導支援ツールを作成しました。オープンAI社のGPTsというサービスを利用し、橋詰先生の資料によりチューニングしたカスタムチャットボットです。また、これは、盲学校・視覚支援学校の在籍児童生徒が減少し、教育現場の指導経験が蓄積されにくくなっている中で、デジタル技術によって教員の専門性を継承しようとする試みでもあります。 

 当公開資料 2公開資料 「ICT関連」フォルダのパンフレットに記載されている、URL及びQRコードからChatGPTにログインすることで、カスタムチャットボット『橋詰先生の生成AI指導支援ツール :「弱視児の読み書き指導」ver3』をご利用いただけます。

 ご利用の後には、アンケートへご協力をお願いします。

 また、 次のURL及びQRコードから、説明動画をご視聴いただけます。

 https://youtu.be/vzjV8dPOOuY

北海道視覚障害教育研究会web「スタぱ」【領域別掲載研修動画及び資料一覧】

 「スタぱ」では、北海道札幌視覚支援学校で実施している、教員による初任者向けの研修映像を中心に、視覚障がい教育のコンテンツを掲載してます。次のリンクより【領域別掲載研修動画及び資料一覧】をご覧いただけます。070530「スタぱ」資料一覧.pdf

 視覚障害教育の「デジタル技術を活用した専門性の継承」に関する本取組に対し関心をお持ちの際には、学校単位で分掌等を窓口に本校研究研修部までご連絡をお願いいたします。※個人での利用についてはお受けできません。

 ※連携できること

 ・学校での「スタぱ」の利用

 ・ご希望により、北海道札幌視覚支援学校「初任者新転任者研修」へのオンラインでの参加

 ・ご希望により、研究部間の連携

実践から学ぶ!パーキンスブレイラーメンテナンス・修理の記録について

 この度、本校における「デジタル技術を活用した専門性の継承」の取組の一環として、本校研究研修部と自立活動部で連携し、動画「パーキンスブレイラーメンテナンス・修理の記録」を次のとおり作成いたしました。 

 ①点検、②分解、③組立、④メンテナンス、⑤文字送り不良aスキップ、⑥文字送り不良b引っ掛かり

 ①~④でメンテナンスの基本を説明し、⑤以降は実際の修理を記録しており、随時、新たな修理の記録動画を掲載していきます。必要に応じ参考にしてください。

 視聴に当たっては、当公開資料 2公開資料 「補装具・日常生活用具」フォルダのファイルにあるURLよりご利用ください。

 

2 公開資料

 本校の「初任者及び新転任者研修」、「研修講座」、研究報告等の資料を掲載しています。

3 北海道視覚障がい教育スタンダード

 道内の各盲学校・視覚支援学校や道視研教科等サークルで作成された、良質なマニュアルや教材などを「北海道視覚障がい教育スタンダード」と位置付けて公開しています。

(1)「視覚認知トレーニング教材」

 北海道旭川盲学校において橋詰郁朗先生(平成4年4月~平成19年3月、平成27年4月~令和3年3月勤務)が中心となって作成し、在校児童生徒の指導や教育相談にて成果を上げてきた教材群です。特に、これらの教材を用いた教育相談の効果に関して、専門の医療機関から評価され、信頼を得たことは特筆に値します。
 視覚に障がいのあるお子様や、読み書きに課題のあるお子様の指導にご活用ください。

(2)「図形認知実態把握」

 平成14年度に北海道札幌盲学校で作成されたものを基に、北海道旭川盲学校での修正(書字のレディネスとして菱形◇を追加)を経て現在の様式となりました。この実態把握は、線図形をペンやレーズライターを用いて模写させ、その描画から図形知覚の発達について把握しようとするものです。実施の仕方については「図形認知実態把握の実施について」を、詳細については「図形認知実態把握 Q&A」をご参照ください。

(3)「視覚に障がいのある子供への体育指導 ー良い動きや技能を身に付けさせるアプローチー」

 本取組は、北海道視覚障害教育研究会保健体育科サークル研究の一環として、視覚障がい教育における体育指導について、北海道札幌視覚支援学校小学部での実践を踏まえて整理したものです。そのコンセプトは、子供たちへの指導を通して学んだアプローチを基に、視覚障がい児の体育指導をどの様に組み立てていくかといった、料理に例えれば、私たちの考える“レシピの作り方”を整理し、その上で、“レシピ”に当たる指導マニュアルを作成しようとするものです。視覚障がい児の体育指導に携わる方々に活用いただければ幸いです。

(4)「フロアバレーボール指導教本【復刻版】」

 平成17年(2005年)に北海道内盲学校の体育科教員で作成し、全国に紹介された教本を、北海道視覚障害教育研究会保健体育科サークルで内容を確認し、最低限の修正を施し復刻させたものです。フロアバレーボールの指導に携わる方々にご活用いただければ幸いです。

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