高等部専攻科
【高等部専攻科】専攻科2年 医療面接試験を実施
本校では専攻科2学年の10月から外来患者への施術を行っています。これに向けて、9月中旬から下旬にかけて、医療面接試験を行っています。この取り組みのねらいは、患者様から様々な情報を聞き取る技術習得ではなく、患者様の不安や疑問、症状の受け止め方や考え方を理解しようとする態度を身につけることにあります。
各生徒の医療面接の模様は一人ずつ録画し、後日録画を見ながら、態度や口調、聞き取り方などについて、生徒全員でディスカッションを行っています。
[参加した生徒の感想]
面接の中で同級生が、患者様が話しやすいようにポイントを絞ったり、部分的にゆっくり話したりと、いろいろな工夫をしていることがわかりました。自分も取り入れていきたい質問方法や話し方に出会うことができました。自分が面接を行っている様子を、同級生と一緒に見るのはかなり恥ずかしかったですが、自分が他人からどのようにみえているかを知ることができました。
【高等部専攻科】北海道マラソン2024にマッサージボランティアとして参加しました
8月25日(日)に行われた北海道マラソン2024にマッサージボランティアとして専攻科生徒・職員全員で参加しました。この日に向けて、ランナーに適したマッサージ施術の練習、施術時のトラブル対処法などについて入念に準備してきました。当日は早朝の涼しさから一転し、強い日差しと照り返しで「気温以上に暑かった」と感じたランナーが多かったようです。施術中に足がつるなどの急激な症状悪化を起こすケースもありましたが、各生徒は普段通り冷静に対応し、ランナーそれぞれに合わせた丁寧な施術を行っていました。
今回、この貴重な場を提供いただいた大会組織委員会、ならびにボランティアユニフォームやマッサージに使用するタオルを提供いただいた大会パートナーのよつ葉乳業(株)の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
今後も、北海道民の皆様の健康の維持・増進やアスリートのパフォーマンスアップに寄与できるあん摩マッサージ指圧師の育成に努めてまいります。
[参加した生徒の感想]
普段はなかなか触れられないアスリートレベルの筋肉を施術することができ、大変勉強になった。また、それぞれのレベルに応じてスポーツを楽しむ皆さんからパワーを頂いた。そんな皆さんのお手伝いができたことに、とてもやりがいを感じた。また、先生方がランナーに向けて、ストレッチングの方法やランニングフォームのアドバイスを行っていたので、まだまだ勉強しなければという気持ちになった。
【高等部専攻科】北海道庁で校外臨床実習を行いました。
7月12日、「特別支援学校ほっこりふれあいプロジェクト」に専攻科全生徒が参加しました。北海道庁1階交流広場にイスを並べ、15分程度の首や肩へのマッサージ施術を行いました。4時間にわたるイベントで、約80名の皆様に授業で培った技術を提供することができました。
コミュニケーションに慣れていない生徒もいましたが、時間を追うごとに会話も弾み、笑顔があふれる明るい雰囲気で実習を終えることができました。
多くの方々との交流を通して、生徒は手技療法が笑顔を提供できる技術であること、自分にその技術が備わっていることを再認識したようでした。
【高等部専攻科】「交流活動」を行いました
7月10日(水)、専攻科生徒の親睦を深める目的で藻朋会(専攻科における生徒会)交流活動を行いました。
午前は夜景スポットで有名な藻岩山で、山頂散策を行いました。本校から徒歩20分程度のかなり近所にありながら、昇ったことがないという生徒も多く、ロープウェイやケーブルカー乗車を楽しんでいました。山頂では爽やかな風を感じながら、写真撮影や買い物など思いのままに過ごしていました。
午後は本校臨床室で、あんま交流会を行いました。生徒同士がペアを組み、20分程度のあん摩施術を行いながら、楽しいひとときを過ごしました。
普段の授業では接することの少ない他学年の生徒とも交流を深められたようです。
【生徒の声】
これまであまり交流の機会がなかった方々と、たくさんお話しできて人間関係の輪が広がった。また、先輩達の施術は本当に勉強になったし、現在学習している内容の延長線上にあることもイメージできた。
【高等部専攻科】北海道庁でマッサージ!ご来場をお待ちしています。
北海道庁がリフレッシュルームに?
7月12日に開催される「特別支援学校ほっこりふれあいプロジェクト」に本校専攻科がマッサージブースを出展します。
こちらでは、専攻科生徒による首や肩へのマッサージで、お一人様約15分のリフレッシュタイムをご提供いたします。
日々の授業で培った技術で皆様のお疲れを癒やします。
ご来場を心よりお待ちしております!
日 時:令和6年7月12日(金) 10時20分~14時20分
会 場:北海道庁本庁舎1階交流広場(札幌市中央区北3条西6丁目)
内 容:生徒が首や肩へのマッサージを無料で行います(15分程度)。
ご注意:先着順です。予約などは受け付けておりません。混雑状況によっては施術をお断りする場合がございます。
お体の状況によっては、指導教員の判断で施術をお断りする場合がございます。
◆お問い合わせ
お問い合わせは本校へお願いいたします。北海道庁ではお問い合わせにご対応しておりません。
【高等部専攻科】理療科1年生が今度は「対人施術」に挑戦
先週は自分の体で「はり施術」を練習しましたが、今日からはいよいよ対人(今回は教員への施術)での練習が始まります。「本当にここに刺しても大丈夫ですか?」「スルスル入りますけど本当に大丈夫ですか?」と、施術相手の教員へ何度も何度も確認する姿がとても初々しいです。
これから練習や治療で多くの方々にはり施術を行っていくことを考えると、この日は長い治療家人生の中でも大事な記念日と言えるかもしれません。本校の1年生は授業時間だけでも、ゆうに1000本を超えるはり練習を行っています。1本のはりを大事に、それぞれが理想とする治療家を目指して、頑張っていきましょう!
【高等部専攻科】理療科1年 初めて自分の体で「はり施術」に挑戦
4月の入学からこれまで理療科1年生は、シリコン素材の練習器具を使用して「はり施術」のトレーニングを行ってきました。この日からは、実際に自分の体へはりを刺入する練習が始まります。「全然痛くない」「少し斜めに刺さったかな?」。太さ0.2mmのはりを深さ1cmまで刺入する、という課題でしたが、生徒は臆することもなく何度も自分の体で刺入練習を行っていました。今後は、対人でのはり施術練習が始まり、体の部位に応じた深さや角度、複数箇所へのはり施術などについて学習していく予定です。
【生徒の声】思ったより簡単に入れることができました。ただ、もう少し深く刺入しようとすると、ズシンという感覚があり、ちょっと驚きました。まったく痛みがなく施術できたのが本当に驚きです。
【高等部専攻科】新入生を迎え、新たなスタート!
4月8日、本校専攻科にも新たな学生が入学しました。専攻科では、入学式翌日をオリエンテーションとし、各学年の履修科目や成績算出方法などの説明に充てています。中でも、最も時間を割くのが、ファミリアリゼーションと呼ぶ学校内外の環境把握です。実習用の実技室や解剖室などの特別教室から更衣室やトイレにわたるまで、安心・安全に行き来できるよう、各部屋への歩行ルートを確認します。また、学校外のバス停や路面電車の停留所、コンビニやスーパーなどにも足を運び、ルート確認を行っています。
学校内外で多くの学びを得ながら、一歩一歩着実に歩みを進めて欲しいと思います。教職員一同、応援しています!
【高等部専攻科】理療科2年 外部講師による実技指導を実施
本校では外部講師による特別授業を数多く開催しています。3月8日には、鍼灸ルームハピネス院長の黒沼一也先生をお迎えして、「東洋医学と経絡治療」をテーマにご指導頂きました。
授業では、まず東洋医学独特の診察法である脈診、腹診、候背診を各生徒に行って頂きました。その後、東洋医学を基盤とした治療法について丁寧に実技指導を頂きました。補瀉の手技、接触鍼や棒灸による治療方法といった実践的内容が多く、生徒の経絡治療に対する興味関心もさらに高まったようです。
【高等部専攻科】専攻科3年 リンパドレナージ講習会を実施
2月28日、専攻科3年生を対象としたリンパドレナージ講習会を実施しました。今回は、特に注目度の高い顔のリンパマッサージを取り上げました。
講義ではリンパの構造や経路、施術の考え方、注意すべき病状などについて講義を受けた後、ペアを組んで顔への施術練習を行いました。
国家試験を終えたばかりの3年生でしたが、間近に迫った就職に向けて少しでも技術を向上させようと真剣に取り組んでいました。リンパドレナージには、独特の手の使い方や力度があり、従来の筋肉を対象としたマッサージとの違いを楽しむ生徒もいました。
【生徒の声】
世の中には様々な手技療法があり、それぞれに違った考え方やテクニックがある。これらを多く取り入れ、患者様に合わせて施術していけるようになりたい。自分の施術スタイルはこれだ、と言えるように卒業後も勉強を続けていきたい。